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土曜日の夜

異変を感じた。

喉がいがらっぽいなぁ。

花粉症対策のためにクリニックでもらった点鼻薬も付けた。

夜に飲む薬も飲み始めた。

日曜日の朝

喉が腫れていることに気づく。

いや　喉が相当に痛い。

つばを飲み込もうとすると

とっても痛い。

風邪ひいたかなぁ。

いや　風邪ならまだいいけど。

インフル？　コロナ？それとも違う病気？？

以前にもらった感冒に効くという漢方と

痛み止めのイブを勝手に飲んで美容院に行った。

予約をしているから喉が痛くていかねばならない。

しゃべりたくないなぁと思いつつ

結局　話しかけられると話してしまう。

11月号と書かれた古いファッション雑誌が目の前に2冊。

隣の客の前には最新号の同じ雑誌がおいてあった。

なんだよ　私は週刊誌なんて見たくないんだよ。

ファッション誌が見たいんだーー

大声で叫べたらどれだけ気持ちいいか。

その客は美容師と友達なのか

まぁ大きな声でしゃべりまくっているから

雑誌なんてまったく興味もない。

挙句の果てに

娘を読んで今からカットしてもらいなさいよーっと電話をする。

私の隣に座ったその娘がこれまた

大声で自分が思ったこと、それも文句ばかりを

まくしたてているのであった。

あーーうんざり。

せっかく美容院に来てリフレッシュしてるのに。

私よりも前に入った客はこれまた親子で

父母・そして娘。

一列にお並びの上に

お互いが終わるのを待っている。

3人終わると　ひとしきりレジのところでおしゃべり。

いや　何か買ってもらえるので、私の担当美容師も

私なんてほったらかしでセールストークに必死である。

その間10数分　前回もそうだった。

私が暇な人だと思っているのかもしれないが

だんだん腹が立ってきて

でも言えない

ちょっと　2人もレジに行く必要あります？

いいかげん　最後の仕上げしてもらえませんか？

ねーーねーー

ちらちら見るだけで　雑誌も見終わったので

しょうがなくスマホを見ることにしたけど

Ｗｉ－Ｆｉも飛んでいない古い美容院。

なんのメリットもないのであった。

もうそろそろ変えようかな。

いやになってきた。

何も言えない自分が

ほったらかされても平気だろうという空気

こいつは上得意ではないし

シャンプーや化粧品も買ってくれないし

大した客じゃないのである。

わかっているし　あきらめてるけど

私は本当に悲しくなった。

そろそろ　美容院探そうかな。

今度はまた都会の美容院にいこうか。

いや　あの美容院でもほったらかされて

地肌にすごいリスクをしょわされたではないか。

予約時間に行っても30分以上待たされたあげく

私は独り一人の客を大事に仕上げているから

時間がかかるので遅れてもしょうがいないだろうーぐらいに言われたこともあって

すみませんと謝られるべきなのに

私が仕事を早退してきていることなど当たり前だろうみたいな

自己中心な美容師もいたなぁ。

いい人いないのかな。

いやいい人じゃなくていい

ただ　私のことをふつうに扱ってもらって

ふつーに髪の毛だけ切ってもらえればいいのにな。

自分の主張ができる人間になりたいよ。

もうさ　いいおばさんなのになぁ。